2−5−4 アレ−の形状とサイズ

アレーの形状は平成10年度に実施したものと同様で、基本的には図2−44に示すような二重正三角形であり、その各頂点および重心の計7箇所(●印)に地震計を設置して行った。

地震計の設置場所を具体的に決定するため、事前に1/25,000の地形図および1/2,500の都市計画図等で各調査地点のアレーの中心点を選び、この点を中心とした同心円上に地震計が配置できるかどうかを机上選定した。すなわち、図面上に存在する構造物や立入禁止場所および水上の場所等を避けるようにしながら二重正三角形の中心点を決定し、さらに中心点を軸として回転させ、二重三角形の各頂点(アレー半径の5%の距離を半径とした誤差円の範囲内)が裸地やアスファルト道路、コンクリート舗装であるような場所を選定した。表2−5にアレ−サイズを、表2−6に地震計設置番号と各アレーサイズの一覧を示す。

また、図2−45に各アレー半径における地震計の展開図を示す。