(1)浜名湖の地震

1)断面1(図5−2−2−1および図5−2−2−2

岡崎平野東部の12107Aおよび12129Aにおいて、計算結果がやや過小評価である。また、AIC011のEW成分の70−90秒程度に見られる後続波が、計算結果でも小さい振幅で確認できるが、過小評価である。

2)断面2(図5−2−2−3および図5−2−2−4

AIC012やAICH04は第1波(15−30秒程度)の振幅や形状は良く対応している。ただし、AICH04に見られる第2波(30−40秒程度)は、計算波形にはない。豊橋平野においては12185Aを除いて、観測波形を良く説明できている。

3)断面3(図5−2−2−5および図5−2−2−6

概ねどの観測点の記録も良く説明できているが、AIC016のS波主要動の振幅がやや過小評価である。

4)断面4(図5−2−2−7および図5−2−2−8

12133Aおよび12169Aにおいて、計算結果が観測波形に比べやや小さい結果になった。

5)断面5(図5−2−2−9および図5−2−2−10

S波主要動がやや過小評価気味であるが、継続時間などは概ね観測記録を説明できている。