(1)地下構造モデルの特徴

1)岡崎平野

東海層群上面(第四系基底面)の最深部は、北緯35°、東経137°付近であり、深度150m程度である。

知多半島南端部には中新統が露出しており、平野部においては、中新統上面の深度は南東から北西に向かって深くなっている。その深度は、岡崎平野東部では300m程度、知多半島中央部が最深部で700m程度である。

基盤岩類上面深度も中新統と同様に南東側から北西側に向かって深くなっている。その深度は、岡崎平野中心部で300〜500m程度、知多半島中部で700〜800m程度である。知多半島南西端部では向斜構造をなしており、基盤岩類上面の深さは900〜1,300m程度、南東端部ではさらに深く、1,630m以上である。

2)豊橋平野

反射法地震探査によると第四系の厚さは100〜250mである。

反射法地震探査によりD層(P波速度4km/s程度)が確認されている。基盤岩類上面(D層基底面)深度は、最深部で1,600m程度である。