(3)<総合解析>

・ 平成14年度に推定した堆積層中(ただし、Vs≧300m/sec)のP波速度とS波速度の関係を用いて、P波測線上において、P波速度構造から広域の堆積層のS波速度構造を推定した。

・ 岡崎平野では、基盤の露出している部分の重力異常値から得られる傾向面を除いた残差重力を用いると、基盤深度と残差重力値の関係は、全平野で一律の関係が得られる。この結果と、基盤到達井、反射法地震探査結果および微動アレイ探査結果から岡崎平野における基盤上面深度を推定した。

・ 堆積層中の広域の詳細な速度構造は、速度値のデータが不充分であるが、反射法測線におけるD層(中新統相当)上面およびB層(東海層群)上面の深度を推定した。