4−3 物性値の検討

地震動を予測するための地下構造モデルでは、物性値としてP波速度に加えてS波速度、密度及びQ値が必要である。速度値に関しては、平野内の限られた速度値の資料では3次元的にモデル化することは難しいため、平野中央部をはじめとする速度値の資料と地質及びその深度との関係を検討し、その結果に基づいて平野全体の速度分布を設定するための資料とする。さらに、P波速度とS波速度の関係、P波速度と密度の関係、Q値に関する一般的な知見よりそれぞれの物性値を推定する。