(3)東海層群

大深度ボーリング結果(51本:前出の図3−2−2)に示された東海層群上面深度、反射法地震探査で得られている結果を用いて、平野全域の東海層群の上面深度分布を推定した。

このなかで、岐阜県海津町におけるボーリング(No.17;表3−2−1図3−2−3)では東海層群の上面深度が周辺に比べて極端に浅く、反射法探査による解釈と整合している周辺の資料による深度に整合させた。すなわち、このボーリングでは東海層群の上面深度を326mとしているが周辺の養老断層調査等の資料からは700m程度と推定されるため、このボーリングで732mをもって出現するとしている市之原層と認定している境界面をもって東海層群の上面と認定した。同様に、海津町の南東の閘門におけるボーリング(No.18;表3−2−1図3−2−3)においても、東海層群の上面深度を352mから652mに修正した。