3 既存資料の収集、整理

濃尾平野の深部地下構造を推定するための基礎的な資料として、下記項目の既存の調査・研究成果資料を収集、整理した。

・ 濃尾平野の地形・地質資料:地質の分布、背景となる堆積環境を明らかにする。

・ 大深度ボーリング:地点ごとに地質の確実な分布を把握する。

・ PS検層結果:地点ごとに直接的な速度値を把握する。

・ 物理探査結果

屈折法地震探査:直接的な速度値の分布を断面で把握する

反射法地震探査:地質の境界及び間接的な速度値を断面で把握する

音波探査:地質の境界及び間接的な速度値を断面で把握する

微動アレイ探査結果:地点ごとに間接的にS波速度構造を把握する

重力探査:密度値の構造についての平面的な検証に用いる

・ 強震観測データ:実際の地震動の記録を検証に用いる

・ 既往の地下構造モデル:作成するモデルと比較、考察に用いる