2−2−2 データ取得作業

調査は、許認可申請・地元交渉等の事前準備を経て、平成11年11月20日より受振点杭を設置し、測量作業を開始した。データ取得作業は平成11年11月25日より開始し、途中P波屈折法、S波反射法を行い、12月12日に終了した。 データ取得作業期間は18日間であった。総受振点数および総発震点数は以下の通りであった。表2

データ取得作業は、平成11年11月25日に作業場事務所を設営し、関係先挨拶、資機材搬入等の諸準備から作業を開始した。

資機材搬入後、11月27日より測線東から受振器およびケーブル等の設置作業を開始した。11月28日に調査のためのパラメータテストを行ない、11月29日から測定作業を開始した。

以後、順調に測定作業を進め、12月3日(深夜)〜4日にP波屈折法のために、一時中断したが、12月6日にP波反射法測定作業を終了し、この後引き続きP波屈折法調査及びS波反射法調査を行い、観測機器等の撤収、資機材の搬出作業を行ない、12月12日に現地調査を終了した。

市街地での調査のため、関係先への説明、地域住民への周知徹底のためのチラシ配布等の調査前準備が調査測線近傍全区間にわたってなされ、また、実発震作業時にもできうる限り各戸訪問説明等を行った。その結果、多くの方々は調査の趣旨を理解され、比較的協力的であった。