2−2−4 東三河平野

東三河平野は、三河山地と八名山地に囲まれ、広いところでも幅10Km程度である。新城市から豊川の下流に向かって広がり、中央構造線による断層運動と海面変動により形成されたと考えられている。未固結の第四紀更新世の堆積物である豊橋礫層、渥美層群からなる。豊橋平野から渥美平野にかけて分布する更新世層には東北東−西南西方向に長軸をもつ曲隆地形が確認されている。