2−2−1 探査仕様

屈折法地震探査は、地層が何層かにわたる成層構造をなしていると考えられる場合に、それぞれの地層境界付近を伝播する屈折波の初動を解析して、各層の速度を求める手法である。新第三系の地層の速度は反射法地震探査の速度解析により推定することができるため、ここでの主な対象は先新第三系の基盤岩の速度である。

屈折法地震探査は、P波反射法地震探査の受振測線を用いたが、P波反射法地震探査測線線を東に1kmほど延長した総測線長37kmを展開長約21km(以下屈折1)および展開長約23km(以下屈折2)の部分に分け(一部重複)、2晩に亘り実施した。

発振点は、全測線の両端および中間の5ヶ所とした。この内R10およびR11は重複している。以下に、全屈折発振点および受振器展開などを示した。屈折発振点は便宜上、測線東端をR9とし、西に向かって番号を増やした。

表2−2−1参照

震源として大型のバイブレータ3台または4台を用い(図2−1−2−1および図2−1−2−2参照)、850(一部794)および963チャネルの展開を用いてGDAPS−3型探鉱機でデータを取得した(図2−1−1 参照)。測定はノイズが少ない夜間とし、さらに、各発振点で100回以上の発振を行い、加算することによりS/N比の向上を図った。

本調査の測定仕様を表2−1−1 に示した(付録3も参照)。