4−3−5 キャリパー検層

キャリパー検層は、孔径に応じて開閉するアームの動きを電気的に捕らえることにより、ボーリング孔径を深度方向に連続的に測定するものである。

測定系は、孔内に挿入するゾンデ、ゾンデを昇降させるためのウィンチおよびケーブル、アームの開閉や測定値の記録・表示を行う地上装置から構成される。

図4−3−6に測定模式図を、表4−3−5に使用機器仕様一覧を示す。

測定は、ゾンデを孔底まで挿入後アームを開いた後、ゾンデを引き上げながら連続的に行う。

キャリパ−検層の結果は、孔壁拡大部や亀裂の状況から、概略的な地質状況を把握したり、同時に実施した物理検層結果を解釈するための基礎資料として用いる。

図4−3−5 キャリパー検層使用機器一覧

図4−3−6 キャリパー検層測定模式図