4−1−7 孔曲がり測定法

測定器は、検定済の村田製写真式を使用した。測定器の検定結果は巻末に示した。

掘削時、測定は、10m間隔で行い、コアリング、拡掘時も同等に実施した。完成した5″ケーシング管内で孔井の傾斜測定を行い、スポット測定により、10m間隔で実施した。これらの測定は、10度以内(3度計)の測定器を用いた。図4−1−9にデータの読み方(傾斜測定方法図)を示す。

ア 傾斜の読み方

ヘアークロスの中心が角度目盛の何本目かを読み取る。1目盛は1°。

イ 方位の読み方

ヘアークロスと中心N・S・E・Wの交点を結び、外側へ延長した線にて方位を読み取る。ただし、3度計は方位計測が不可能である。

図4−1−9 傾斜測定方法図