2 濃尾平野の地形・地質

調査地は名古屋市の北西、西春日井郡清洲町(図2−1)。平成11年度に実施されたS波反射法・屈折法測線の東端より約1.8km、S波反射法測線沿いに位置する。

濃尾平野周辺の地質は西を基盤岩である美濃帯の砂岩を中心とする養老山地、東を東海層群の分布する尾張丘陵に囲まれる。東側が隆起し、西側が沈降する濃尾傾動地塊運動により形成され、沖積層、洪積層の軟弱地盤が西側ほど厚く堆積する。

図2−1 調査地および調査地周辺地質図