図3−5 潮位観測で検出された北海道東部の上下変動(1958年〜1996年)


花咲(花咲検潮所(気象庁))は年間約8mm、釧路(釧路検潮所(気象庁))は年間約9mmの割合で沈降しており、北海道東部の海岸が定常的に沈降しているのが分かる。なお、花咲では、1973年の根室半島沖地震(M7.4)及び1994年の北海道東方沖地震(M8.1)による地殻変動が見られ、釧路では、1992年から1993年にかけて、1993年の釧路沖地震(M7.8)による地殻変動が見られる。

[Ozawa et al. (1997)に一部加筆]