(3)1677年の房総沖の地震(1677年11月4日(延宝5年10月9日)、M8)

この地震は、関東地方東方沖合のプレート境界付近で発生した地震と考えられている。被害状況などから、房総半島東方沖で発生したと考えられているが、震源域の詳細は分かっていない。さらに、プレート間地震であったか、沈み込むプレート内地震であったかも分かっていない。この地震により、福島県から房総半島沿岸・八丈島にかけて津波が襲い、房総半島の溺死者246余名をはじめ、各地に被害が生じた。{21}また、この地震は、通常の地震より断層がゆっくりとずれる津波地震であった可能性が指摘{22}されている。