4−2−1 A層

A層は耕作土直下にあり、大部分は断層隆起側において認められ、人工的にH層(H2相)を谷型に掘り込み、その後に埋め戻された地層である。本層はE2−E7、E14.5−15.6、W1−W10.1に分布する。層厚は最大2mで、中礫や大礫が混入する腐植質シルトを主体とする。断層隆起側の最下部では、H層(H2相)が人工的にピット状の断面形で掘り込まれ、それを比較的分級のよい細礫が埋めている。

A層の14C年代は290±40y.B.P.(AD1490−1660)である。遺物は18世紀(江戸時代・碗:伊万里焼[SA3:遺物番号、以下同様])、江戸時代(茶碗:2つ[SA1、SA2])のものが出土している。