2−2−2 探査原理

地表付近で測定される重力値は、測定点の位置(緯度・経度・標高)や周辺の地形・地下の密度構造などの違いによって変化する。重力探査は、これらの重力値の各種の補正(重力補正)を施すことにより、地下の密度構造を反映した重力分布(重力異常分布、通常はブーゲー異常分布という)を求め、このブーゲー異常分布から地下の密度構造異常を推定する物理探査手法である。

 図2−2−1に、重力分布と地下構造図との関係を示す。