5−4−2 平均変位速度

図5−4−2より地層が変位している年代と、変位をまったく示さない年代が繰り返しており、断層の活動が間欠性を有していることがわかる。

下保木地区及び上岡枝下流地区において確認した1イベントあたりの変位量(D)及び、図5−4−3表5−4−1に示す再来間隔(R)から平均変位速度(S)を求める。

D=1.33〜1.58m、R=18,000〜23,000年より、

S= 1.33〜1.58/18,000〜23,000 =0.06〜0.09m/1,000年

となり、C級(0.1〜0.01m/1,000年)の活断層の中でB級の活断層に近いものとなる。