5−6−8 断層の位置と変位様式

山裾部のリニアメントの位置には、基盤岩のずれを伴う断層が推定される。その落差は、約7mと推定される。堆積物に変位を与えているかどうか不明であるが、BOR1−3で確認した姶良Tnテフラ(AT)は、BOR1−4では認められない。

川側には、花崗岩と豊浦層群(?)を境する地質境界断層が存在する。数10mの破砕帯を伴うと考えられる。堆積物に変位を与えているかどうかは不明である。なお、本断層の南方の延長では左ずれの地形が認められる。