(3)豊浦層群

調査地域に分布する先第三系のうち、豊浦層群は最も地層の構造がよく把握される。歌野ダム北方の砂岩頁岩互層には、複数の褶曲軸が発達するため、局所的に層理面の走向傾斜が乱されるが、豊浦層群全体(砂岩・頁岩・互層)としては、東北東−西南西ないし東−西走向で、北北西〜北へ低角(30°前後)に傾斜している。