(1)相互相関処理

ポータブルバイブレータが発生させる振動は、カケヤ打撃で発生するインパルス的(衝撃的)な振動とは異なり、一定の時間長を持った正弦波的な振動である。よって、ポータブルバイブレータの記録から、インパルス的な震源のような記録を得るためには、相互相関処理(コリレーション)が必要となる。ここでは、各地表受振器からの信号と、バイブレーターに取り付けられた加速度計との相関が求められる。この処理は実際の測定では測定器内で実行され、その場でコリレーション後の波形を確認している。