(3)活動間隔

本地域の断層の活動間隔について、各区間ごとに述べる。

<川西町箕の輪〜米沢市笹野の区間>

平成13年度の米沢市舘山地区浅層反射法探査により、深部ほど反射面が急傾斜となることから、累積変位を示している(図6−4−1)。しかし、舘山地区は扇状地性砂礫を主体とし、Ta1〜Ta4層の年代データが少ないことから、詳細な活動間隔は不明である。

また、舘山地区で実施したトレンチ調査で確認された断層の垂直変位量は、どの層準においても13〜15cmの範囲に収まることから、複数回のイベントは確認されなかった。確認できるイベントとしては約6,600年前以降1回と推定される。

<川西町上奥田〜大船上の区間>

変位した地形面の年代データがないことから、活動間隔は不明である。

<川西町逆川〜米沢市大代原の区間>

変位した地形面の年代データがないことから、活動間隔は不明である。