(4)舘山No.4(掘削深度:21m)

・耕作土(深度0.00〜0.52m)

不均質な粘土からなる。植物根を混入する。

・Ta3層:粘土〜砂(深度0.52〜1.02m)

褐色を呈する粘土を主とし、砂分を混入する。砂層を挟在し、中砂からなる。

・Ta2層:砂礫(深度1.02〜19.00m)

扇状地性の砂礫を主体とする。礫種は安山岩=頁岩>凝灰岩>花崗岩を主体とする。基質は細〜中粒砂を主とし、粘土分を少量混在する。

・Ta1層:固結度な高いシルト〜シルト質砂礫(深度19.00〜21.00m)

特徴的に淡緑灰色を呈するシルト〜シルト質砂礫を主体となり、上位層とは明らかに区別される。混入する礫は砂岩やシルト岩であり、角〜亜角礫を主体とする。基質のシルトは固結度が高く、均質である。深度21.00mには材を混入する。

14C年代測定結果>

深度21.00mの材において14C年代値37,829±416y.B.Pが得られた。