�@　地表踏査（精査）

�A　ボーリング掘削、試料採取

�B　観察・記載

�C　年代測定

�D　解析

図５−３−１に小山地区の詳細調査位置図と調査の流れ図を示す。

本地区では、平成１２年度調査の空中写真判読や地表踏査（概査）により低位段丘Ｌ４面に変位地形が確認された箇所において、地表踏査（精査）を実施した。踏査では、断層による変位地形の詳細な位置の把握と段丘堆積物や基盤地質の分布や層相記載等を行った。また、段丘面毎の変位量を調査し、変位の累積性の有無を検討した。

本地区では、変位している地形面の形成年代について既存調査では明らかになっていないため、年代測定試料の採取を目的としたボーリング調査を実施した。出来るだけ多くの試料を採取する目的から、ボーリングは簡易打撃式による短尺ボーリングとした。また、変位地形の方向に直交するＥ−Ｗ方向に測線３本を設定して間隔を密にして実施した。ボーリング測線は北から順にＡ・Ｂ・Ｃ測線とした。