(9)寺泉No.6(掘削深度:7m)

・耕作土(深度0.00〜0.62m)

不均質な砂混じり粘土からなる。植物片や礫を少量混入する。

・Te4層(深度0.62〜3.50m)

砂層を主体とし、粘土の薄層を挟在する。砂層は中〜粗砂を主体とし、淘汰が悪い。粘土の薄層は非常に薄く、腐植物を少量混入する。

・Te2層(深度3.50〜7.00m)

砂層及び砂礫層を主体とし、粘土の薄層を極少量挟在する。砂層は上部に主に分布し、中〜粗砂を主体とする。細礫を少量混入する。下部は、砂礫を主体とし、砂質粘土の薄層を含む。全体に淘汰が悪い。炭質物等の混入は認められない。

14C年代測定結果>

深度3.26〜3.34mの腐植質粘土において14C年代値1,061±42y.B.P、暦年補正年代値930〜985cal y.B.Pが得られた。