(4)寺泉No.3a(掘削深度:2m)

・耕作土(深度0.00〜1.00m)

不均質な礫・砂混じり粘土からなり、植物片を少量混入する。礫は、凝灰岩や泥岩の風化角礫を少量混入する。

・Te4層(深度1.00〜2.00m)

粘性土と砂層が互層する。粘性土には砂が全体に散在し、ごく弱く腐植質を呈する。

特に、深度1.86m付近は腐植度が高い粘土になる。砂層は粗砂を主体とし、比較的淘汰がよく、一部で平行ラミナが発達する。

14C年代測定結果>

深度1.44〜1.56mの腐植質粘土において14C年代値398±57y.B.P、暦年補正年代値430〜510cal y.B.Pが得られた。また、深度1.85〜1.89mの腐植土より、14C年代値536±59y.B.P、暦年補正年代値515〜560cal y.B.Pが得られた。