(2)寺泉No.2a(掘削深度:2m)

・耕作土(深度0.00〜0.64m)

不均質な砂混じり粘土からなり、植物片や角礫を少量混入する。

・Te4層(深度0.64〜2.00m)

粘性土、砂、砂礫が互層状を呈する。粘性土は塊状で粘性が弱く、砂分を多く混入する。また、深度1.07〜1.15m、1.94〜2.00m間には腐植質粘土を挟在し、材化石を少量混入する。砂層は細粒〜粗粒砂からなり、比較的淘汰が良い。砂礫は淘汰が悪く、火山岩や花崗岩の細礫を混入する。

14C年代測定結果>

深度1.07〜1.15mの腐植質粘土において14C年代値405±41y.B.P、暦年補正年代値455〜510cal y.B.Pが得られた。また、深度1.95mの材より、14C年代値775±45y.B.P、暦年補正年代値670〜710cal y.B.Pが得られた。