(12)寺泉No.9(掘削深度:8m)

・耕作土(深度0.00〜0.50m)

礫・砂混じり粘土を主体とし、植物片を全体に混入する。

・Te4層(深度0.50〜2.40m)

粘性土と砂の互層からなる。粘性土は腐植質を呈し、材を混入する。砂層は、細〜中砂を主体とし、比較的淘汰が良い。

・Te3層(深度2.40〜3.00m)

腐植質の粘土を主体とする。均質で腐植度は高く、黒〜黒褐色を呈する。細礫や砂分を極少量混入する。

・Te2層(深度3.00〜8.00m)

砂礫を主体とし、砂層を一部挟在する。砂礫は礫径が大きく、中〜大礫サイズを主体とする。最大径は10cmに達する。礫種は、花崗岩や火山岩、泥岩を主体とする。挟在する砂層は、細粒砂を主体とし、細礫を少量混入する。

14C年代測定結果>

深度2.90〜3.00mの腐植質粘土において14C年代値2,176±44y.B.P、暦年補正年代値2,240〜2,300cal y.B.Pが得られた。