(1)地形面区分

地形面区分は、地形面の相対高度、比高およびその特徴から低位段丘、中位段丘、高位段丘に区分し、河川沿いの対比が困難で、それらより形成時期の新しい面を扇状地面、崖錐斜面、現河床氾濫原および浸食面とした。さらに、高位段丘面を2面に、低位段丘面を4面に細分した。本調査地域は地形概要で述べたように、地形・地質の特徴により大きく3地域に分けることができるが、各地域毎の対比は十分ではない。

そこで今回は各地域ごとに地形面の名称を変えることで区別した。北部地域は、最も典型的に段丘面が発達するのが朝日町ということでAを、中部地域は長井盆地西縁部ということでNを、南部地域は米沢盆地西縁部およびその周辺地域ということでYをそれぞれの頭に付けた。それらの特徴などは図4−2−1にまとめて示す。また、既存資料との面区分の対比を、表4−2−1 に示す。

図4−2−1各地形面の特徴

表4−2−1 地形面区分対比表