(3)両所No.3(掘削深度12m)

〈層相記載〉

本孔は、地表より深度0.50mまで、盛土であり、玉石混じりシルト質細砂、玉石混じりシルト質粘土からなる。深度0.50〜0.78mは耕作土であり、玉石混じり粘土よりなる。深度0.78〜0.95mは床土であり、シルト混じり細砂からなる。

深度0.95〜12.00mは砂礫(寒河江川扇状地の本流性堆積物)からなる。礫は、亜円〜亜角礫主体でほとんどが新鮮である。深度0.95〜3.48mは、礫支持で中〜大礫サイズを主体とし、最大φ20cm以上に達する。礫種は、安山岩>凝灰岩>花崗岩類≫硬質頁岩である。基質は細砂質シルトである。深度3.48〜7.90mは礫支持で細〜中礫サイズを主体とする。礫種は、安山岩>凝灰岩≒花崗岩類>硬質泥岩>砂岩である。基質は、シルト混じり粗砂〜粗砂である。深度6.83〜7.52mは上方細粒化する。深度7.90〜8.72mは大礫サイズの礫が主体で、礫種は、安山岩>花崗岩類>凝灰岩である。基質はシルト混じり細砂である。深度8.72〜10.85mは、細〜大礫サイズの礫を主体とし、上方細粒化が見られる。礫種は、凝灰岩≒安山岩>花崗岩>硬質頁岩である。基質はシルト混じり細砂である。深度10.85〜12.00mは、細〜中礫サイズの礫からなり、礫種は安山岩≒凝灰岩>硬質頁岩>花崗岩類である。