(2)両所No.2(掘削深度5m)

〈層相記載〉

本孔は、地表より深度0.06mまで表土であり、草根を多数混入する砂混じりシルトからなる。深度0.06〜0.90mは盛土であり、玉石混じりシルト質粘土やコンクリート片を含む礫層からなる。深度0.90〜1.71mは黒褐色〜黒色の粘土質シルト・粘土・粘土混じり細砂からなり、腐植質を呈する。また、深度1.61〜1.65mはφ1〜2cmの軽石が点在する。深度1.71〜1.86mは、砂礫(支流性堆積物)で、礫は近接の地山起源と考えられるシルト岩の角〜亜角礫が点在する。深度1.86〜5.00mは礫(寒河江川扇状地の本流性堆積物)からなる。礫は、φ4〜8cmの亜角〜亜円礫主体で、ほとんどが新鮮である。礫種は、凝灰岩>石英閃緑岩・閃緑岩≒安山岩>硬質頁岩である。