3−4−4 ボーリング調査

ボーリング調査の結果を、図3−4−13ボーリング柱状図及び巻末1/20柱状図、コア写真に示した。各ボーリングの目的及び掘削深度決定の経緯は次の通りである。

1)横山No.1〜No.3…スキー場地点の低断層崖を挟んだボーリングである。No.1及びNo.2が上盤側、No.3が下盤側に位置する。No.1は基盤(更新統)の砂層を約2m確認し深度10mの掘削とした。No.2は深度約9.5mで基盤に達したが基盤中の断層を確認する目的でさらに15mまで掘削した(基盤層の顕著な急傾斜は確認できたが断層面は確認できなかった)。No.3については基盤層を約2m確認し深度15mの掘削とした。

2)横山No.4〜No.7…里集落地点の低断層崖を挟んだボーリングである。No.4及びNo.7が上盤側、No.5及びNo.6が下盤側である。掘削深度はいずれも最上川本流性の礫層上面を確認するまでの深度とした。

3)横山No.8〜No.10…スキー場地点の平野側低断層崖(撓曲崖)を挟んだボーリングである。No.8及びNo.9が上盤側、No.10が下盤側である。掘削深度はNo.8及びNo.9については最上川本流性の礫層上面を確認するまでとした。No.10についてはその礫層の厚さを確認するため、また礫層の年代決定の手がかりとなる地層を確認するために更に掘り進んだが、深度20mに達しても同じ層相の顕著な礫層が連続していたことから、この時点で掘削を終了することとした。

各ボーリング試料の状況は以下の通りである。