(7)横山No.7(掘削深度8.6m)

〈層相記載〉

本孔は、地表より深度0.35mは草根を混入する表土からなる。深度0.35〜1.32mは、腐植質を呈する。主にシルト混じり粘土・粘土混じりシルト・粘土混じり細砂からなり、中〜強腐植を呈する。深度1.32〜3.42mは粘土・シルト・砂の不規則な互層を主体とし、一部、腐植質粘土や炭化物を薄層状・ラミナ状に挟在する。全体に砂優勢互層で、上方細粒化・上方粗粒化が見られる。全体に地層は5°〜10°傾斜する。深度3.42〜4.94mは砂層を主体とし、細〜粗砂を主体とし一部シルト薄層を挟在する。上方細粒化が顕著にみられ、粗粒部には軽石(尾花沢軽石)の細礫が点在する。地層は5°〜10°傾斜する。深度4.94〜6.72mは、暗オリーブ灰〜灰オリーブ色のシルト〜粘土層を主体とし、腐植質粘土の薄層や炭質物を頻繁に挟在する。特に深度5.60〜5.82mは腐植質層を多く混入する。深度6.72〜8.40mは、砂層を主体とし、細砂〜中砂からなり粘土混じりシルトの薄層を挟在する。

深度8.40〜8.60mは、砂礫(本流性堆積物)からなる。