(5)土渕No.5(掘削深度10m)

〈層相記載〉

本孔は地表より深度0.08mまで表土からなる。深度0.08〜0.42mは、礫混じり腐植質粘土からなる。深度0.42〜0.55mは、礫混じり粘土からなる。深度0.55〜0.84mは、礫混じり腐植質粘土からなる。深度0.84〜1.32mは礫混じり粘土からなる。深度1.32〜1.74mは腐植質粘土(中腐植)からなる。深度1.74〜4.32mは、主に泥岩角礫を混入する礫混じり粘土を主体とし、角礫密集部を伴う。深度3.02〜3.13m間は、腐植質シルト層を挟在する。深度4.32〜4.95mは、礫混じり腐植質粘土からなり、腐植度は強い。深度4.95〜6.29mは、礫混じり粘土からなり、泥岩角礫を混入する。また、基質の粘土が、一部腐植質を呈する。深度6.29〜6.45mは、均質な粘土からなり、有機物が点在する。深度6.45〜7.64mは、礫混じり粘土からなる。深度7.64〜8.07mは、腐植質シルト(弱腐植)からなり礫や砂分を少量混入する。深度8.07〜8.99mは、φ2〜4cmの泥岩角礫が密集する。深度8.99〜9.50mは、礫混じりシルト〜粘土からなる。深度9.50〜10.00mは、淡緑灰色の均質な粘土で、泥岩細礫が極少量点在する。

14C年代値〉

本孔の深度0.6mの腐植質粘土より5,729±47y.B.P、深度1.5mの腐植質粘土から6,878±52y.B.P、深度4.6〜4.65mの腐植質粘土より8,010±80y.B.P、深度7.7mの腐植質砂混じりシルトより33,213±303y.B.P、の14C年代値が得られた。