(7)No.7(掘削深度8.1m)

〈層相記載〉

本孔は地表より深度0.23mまで盛土からなり腐植物を混入する。深度0.23〜0.67mは、青灰色粘土及び腐植質粘土(弱腐植)からなる。深度0.67〜0.97mは、砂質粘土からなり、腐植物を混入する。深度0.97〜2.62mは、有機質粘土及び礫混じりシルト〜粘土からなる。有機質粘土の腐植土は弱〜強である。礫混じりシルトにはφ1cm以下のくされ礫が点在する。深度2.62〜3.45mは、礫混じり有機質粘土(弱腐植)及び砂礫からなる。砂礫にはφ4cm以下の円〜亜円礫が混入し、基質は、粗砂〜極粗粒砂からなる。深度3.45〜5.42mは、有機質粘土(弱腐植)と礫混じり粘土が互層する。混入する礫は、φ1cm以下の亜角〜亜円礫(くされ礫)である。深度5.42〜7.87mは、礫混じり粘土及び砂礫からなる。深度5.42〜7.06mは、φ2cm以下の亜円礫を含み、砂分や炭化片を混入する。深度7.06〜7.87mは、砂礫層主体で、砂質シルト薄層を挟在する。含まれる礫は、φ0.2〜2cmの亜角〜亜円礫主体で、基質は、中〜粗砂である。深度7.87〜8.10mは、乳灰色粘土からなり、微細砂を混入する。

14C年代値〉

本孔の深度3.50〜3.60mの有機質粘土から6,760±60y.B.P、深度5.20〜5.30mの有機質粘土から7,000±70y.B.P、の14C年代値が得られた。