(6)No.6(掘削深度7.76m)

〈層相記載〉

本孔は、地表より深度0.28mまで盛土からなる。深度0.28〜0.83mは、粘土を主体とする。深度0.83〜1.04mは、砂質粘土からなり、有機質分がラミナ状に混入する。深度1.04〜2.38mは、腐植質粘土を主体とする。腐植度は弱〜強で、細かく変化する。また、青灰〜緑灰色粘土の薄層をわずかに挟在する。深度2.38〜3.35mは、有機質粘土及び礫混じり粘土からなる。有機質粘土の腐植度は弱い。混入する礫は、φ2cm程度の亜角〜円礫を主体とする。深度3.35〜5.40mは、有機質粘土(弱腐植)と白灰色粘土が互層する。全体にφ1〜3cmの亜円礫(くされ礫主体)を少量混入する。深度5.40〜7.38mは、礫混じり粘土及び粗砂からなる。礫混じり粘土は非常に不均質で、φ1〜5cmの亜円〜円礫が点在し、一部砂分を混入する。粗砂では、φ3cmの亜円礫を混入する。深度7.38〜7.76mは、微細砂〜粗砂を主体とし乳灰色粘土をパッチ状に含む。

14C年代値〉

本孔の深度1.25mの有機質粘土から3,080±70y.B.P、深度2.20mの有機質粘土から3,400±50y.B.P、深度3.45〜3.55mの有機質粘土から6,370±80y.B.P、の14C年代値が得られた。