(3)No.3(掘削深度8.0m)

〈層相記載〉

本孔は、地表より0.19mは盛土からなる。深度0.19〜1.00m微細砂からなる。深度1.00〜2.10mはシルト、有機質シルト〜粘土からなり、有機質土の腐植土は弱い。また、φ1〜5cmの凝灰岩・火山礫凝灰岩のくされ礫が点在する。深度2.10〜3.22mは、有機質シルト(弱腐植)を主体とし、φ0.2〜5cmの安山岩・デイサイト・凝灰岩などのくされ礫が点在する。深度3.22〜4.47mは礫混じりシルト・灰色シルト・礫混じり有機質シルト(弱腐植)からなる。深度4.47〜6.20mは砂礫層や砂層を主体とする。深度4.47〜4.92mは、砂礫主体で、φ3〜5cmの円〜亜円礫と基質のシルト混じり砂からなる。深度4.92〜6.20mは、砂層を主体とし、粗砂から細砂へと上方細粒化(グレーデイング)する。深度6.20〜6.89mは、青灰色シルトや乳灰色粘土からなり、一部細砂を混入する。深度6.89〜8.00mは、砂層からなり礫混じり粗砂から細砂へと上方細粒化(グレーデイング)がみられる。また、傾斜20°のラミナが発達する。上部にはリモナイトが点在する。

14C年代値〉

本孔の深度1.2mの有機質粘土から2,940±70y.B.P、深度2.05〜2.10mの有機質シルトから3,300±70y.B.P、深度3.15〜3.20mの有機質粘土から7,060±150y.B.P、深度4.15〜4.25mの7,040±90y.B.P、深度6.4mの木片混入土から>39,280 y.B.Pの14C年代値が得られた。