(20)No.20(掘削深度8.30m)

〈層相記載〉

本孔は、地表より深度0.28mまで盛土からなる。深度0.28〜1.41mは、微細砂及び有機質シルト(弱腐植)が互層する。深度1.41〜2.46mは、主に粗砂からなり、最下部は細礫をわずかに混入する。深度2.46〜5.69mは、均質な黒褐色粘土を主体とし、有機質粘土や白色凝灰質部の薄層を挟在する。深度5.69〜7.75mは、有機質粘土(中腐植)・粘土・礫混じり粘土・砂層を主体とする。混入する礫はφ1〜4cmの亜円礫である。深度7.75〜8.30mは、緑灰色の凝灰質シルトからなり、腐植物をわずかに混入する。

14C年代値〉

本孔の深度5.25〜5.35mの有機質粘土から3760±70y.B.P、深度6.35〜6.45mの有機質粘土から5,270±80y.B.P、深度7.45〜7.55mの有機質粘土から6,260±80y.B.P、の14C年代値が得られた。