(17)No.17(掘削深度7.80m)

〈層相記載〉

本孔は、地表より深度0.08mまで盛土からなる。深度0.08〜1.06mは、シルト〜微細砂を主体とする。深度1.06〜3.92mは砂層を主体とし、砂礫を挟在する。特に深度1.06〜2.32m間は細砂中に腐植物を多量に混入する。砂礫には最大φ7cmの礫を混入する。深度3.92〜5.26mは、均質な粘土を主体とし、有機質粘土薄層や軽石片を含む。深度5.26〜6.25mは、有機質粘土(中腐植)を主体とする。深度6.25〜7.80mは、粘土・有機質粘土(弱腐植)・微細砂からなり、微細砂にはラミナが発達する。

14C年代値〉

本孔の深度2.3〜2.35mの材化石から3,140±50y.B.P、深度4.7〜4.8mの有機質粘土から3,770±70y.B.P、の14C年代値が得られた。