(11)No.11(掘削深度7.0m)

〈層相記載〉

本孔は、地表より深度0.42mまで盛土からなる。深度0.42〜0.60mは、乳灰色の粘土からなる。深度0.60〜3.54mは、砂層及び砂礫層からなる。砂質部は、細砂〜粗砂からなり、上方細粒化(グレーデイング)やラミナが発達している。砂礫は礫支持で、礫はφ1〜2cmの亜円〜亜角礫からなり、基質は粗砂からなる。地層が30〜40°傾斜する。深度3.54〜4.20m

は、粘土や有機質粘土(腐植度は弱〜強)を主体とする。深度4.20〜5.84mは、有機質粘土及び砂礫を主体とする。有機質粘土は弱腐植で、くされ礫や青灰色粘土を混入する。深度5.84〜7.00mは、粘土や礫混じり粘土を主体とし、有機質粘土や細砂混じりシルトを挟在する。混入する礫はφ1〜2cmの白色凝灰岩のくされ礫からなる。

14C年代値〉

本孔の深度6.30〜6.40mの有機質粘土から6,630±60y.B.Pの14C年代値が得られた。