2−3−2 新庄盆地断層帯

新庄盆地では、鮭川断層において低位段丘堆積物を切る断層露頭が確認され(図2−3−2)、この断層の西側最大500mの幅では下位の地層の急傾斜が確認された。また、長者原断層では更新世の地層の急傾斜や段丘堆積物の傾斜が確認され、最も南部では鮮新世の地層中に東上がり・東傾斜の逆断層が確認された。この点で断層位置について従来の報告を変更すべきと判断したが他については、大きな変更点は見られない。