3−2−1 調査概要

(1)調査期間 :平成10年6月29日〜平成10年7月3日

(2)調査範囲 :和歌山市大谷地区(図 3−2−1)

(3)調査目的 :和歌山県北部を東西に通る中央構造線断層帯(和泉山地南縁−金剛山地東縁)について,詳細な位置と性状および活動性の把握を行い,本調査は同断層帯の活動履歴の解明から和歌山県における地震危険度評価および地震防災計画に関する基礎資料を得ることを目的としている.

本調査はそのうちの同断層の位置と性状の概要把握を目的とするもので,引き続くトレンチ調査等で詳細な活動性の検討を行う.

(4)調査数量 :

    測線長   300m

    発振点間隔   1m

    受振点間隔   2m

(5)探査諸元 :

    最大受振距離     120m

    標準水平重合     30重合

    震源         油圧式S波震源

    標準垂直重合     15回

    受振機        速度型地震計(Sensor SM−11)

    探鉱機        BISON9060A

    サンプリング時間 2.0sec

    サンプリング間隔   1.0ms

    ローカットフィルター 24Hz

    ハイカットフィルター 250Hz

    収録チャンネル数   60ch