(1)地形区分

調査地域の地形は大別すると丘陵及び平地によって構成される。丘陵はさらに丘陵Tと丘陵Uに区分できる。

a.丘陵T

丘陵の内側の部分であり、丘陵背面の標高は200m以上を示しほぼ一定しているが、起伏が大きく急峻である。尾根頂部は幅せまく、逆V字形をなしてシャープである。谷は深くV字形をなし、谷底はせまい。

b.丘陵U

丘陵が平地と接する部分で、丘陵背面の標高は100〜130m程度ないしそれ以下を示す。起伏が小さく、尾根頂部は丸味を帯びる。谷は浅く、一般に谷底の幅は広い。

c.平地

平地は丘陵の周辺及び丘陵を刻む埋積谷底に分布する。丘陵とは斜面で接する。