東城寺地区のトレンチにおいて、2万5千年前の粘土層を基準とし、断層(デタッチメント)による変位量、水平短縮量から、ネットスリップ0.43m/千年という値を得た。
また、井波市街のIV面の地形測量結果で得られた鉛直成分の0.3m/千年は、ネットスリップになおすと東城寺の値よりも大きくなることが予想される。いずれにしても、法林寺断層の平均変位速度を大きく超えることはないものと見られる。