当地区は、幅100〜150mの低位段丘IV面のバルジ東縁の低崖に位置する。法林寺断層は、小矢部川本流による侵食があったにしても、さほどこの低崖から平野側にはずれることはない。崖の一連の高さは5〜7mあることから、この崖が1回のイベントでできたとは考えにくく、また、崖自体比較的新しいことから、崖下にイベント堆積物が存在する可能性があると考えた。即ち、この年代を測定すれば、最新イベントの時代が決定できるものと考え、低崖下から平野側に向けてピット掘削を行った。(ピット(1),ピット(2)、図5.1.1.3)