4−1−1 探査の仕様・方法

 浅層反射法地震探査では、深度30m程度までの地質構造を把握するため、最小オフセット距離を1mとしたスプリッド−スプレッド展開を基本として探査を実施した。表4−1−1に各測線の探査の仕様を示す。本探査においては、起振装置としてS波のポータブルバイブレータを用いた。受振器としては固有周波数14Hのジオフォンを用いた。またデータ収録装置としてはOYO Geospace社製のDAS−1を用いた。DAS−1は、シグマデルタ方式のA/D変換器を搭載した地震探査装置で、24ビットという高い分解能を有する。本探査の観測に使用した機器の一覧を表4−1−2にまとめる。