(4)<解析方法(重力異常値の計算)>

図3−3−4に重力データの処理と解析の流れをまとめて示す。同図に示すように解析の手順としては、以下の3つのステップがある。

@調査地で得られた測定デ−タを補正して、各測定点での重力値を求める。

Aその重力値に、さらに種々の補正を施して、重力異常値(ブーゲー異常値)を計算する。

Bさらにこの重力異常値の分布に、スペクトル解析・フィルタ−処理・モデル計算等を適用することによって地下の密度構造を推定する。

なお、ブーゲー異常を求める際の仮定密度は2.3[g/cm3]、重力鉛直勾配は0.3086[mGal/m]、基準面標高は0.0[m]とした。また、地形補正には、国土地理院編集の数値標高データ「KS110−1」を使用した。

図3−3−4  重力データの処理と解析の流れ