(2)地形面区分

平坦面を高位面、中位面、低位面に大別し、それらを必要に応じ細分した。

・高位面

庄川などにより形成された地形面のうち、主に丘陵地の頂面などに分布する。開析が進行し、若干の地形面を残す。

・中位面

打尾川・二ツ屋川などによって・河川沿い・山麓に形成された扇状地面のうち、開析の進行したもの。

・低位T面

調査地南方では二ツ屋川・打尾川によって形成された扇状地面、また調査地中央〜北方では丘陵・山地から流れ出す小河川沿い、および丘陵平野境界付近のごく狭い範囲に段丘面として分布する。

・低位U面

池川・二ツ屋川・打尾川によって形成された扇状地面。低位T面を削り、低位W面に覆われる。低位V面との関係は不明瞭。

・低位V面

調査地北部の丘陵/平野境界付近に認められる開析扇状地面。庄川町金屋などで砂礫層中にDKP火山灰層を挟在する。低位W面に削られる。

・低位W面

調査地中部〜北部の平野部に広く認められる地形面。後述するように、井口町宮後、蛇喰などにおいて砂礫層中にAT火山灰層を挟在する。

・低位X面

調査地北方に広く認められる地形面。現河床沿いにも認められる。

・低位Y面

沖積低地面。庄川町市街地周辺に分布する。