2−1−5 活断層図の作成

呉羽山断層の場合、地表で断層露頭が確認されていない。また、反射法探査、重力探査などの結果から、従来から呉羽山断層と呼ばれていた、呉羽丘陵東縁の直線的な崖地形に相当する箇所には断層が見られず、実際にはこの崖地形から富山平野側へオフセットして富山平野の砂礫層の下に伏在しており、空中写真判読、現地踏査の結果からもそれに相当するような地形が見られないことから、いわゆるストリップマップを作成することはできない。したがって、既存文献、既存調査資料、および今回の調査結果を含めた、様々な調査等で得られた情報を元に、ストリップマップに代わる活断層図を作成した。