(6)霞川地区

本地区での探査結果は、畑地内及び舗装道路上においても、電磁波の強反射映像が認められず、画像に乱れも無く、判別不能な探査結果である。探査測線沿いにはボーリング結果等の既存資料が多数あるが、礫層の深度は約3mであり、それより上位は、砂層と有機質土である。地下水位が比較的高い可能性もあり(平成9年度の近接するトレンチで地下水位GL−1.2m)、下位層まで反射波が到達できていないことも考えられる。測線のうち、畑地での探査結果では、既存ボーリングの97−2と97−5の間でチャネル構造が推定されているが、KL−1測線の距離呈30m〜40m付近および75m付近に、若干の反射面の変化があり、この深度付近が地層の堆積構造を表している可能性がある。